美術館の成り立ち
運営母体:協同組合 陶の里いちのくら
・(株)幸兵衛窯 ・(株)丸モ高木陶器
・(株)金正陶器 ・有限会社 菊泉陶苑
・かね太 ・市之倉陶磁器工業協同組合 ほか
斬新で自由な発想をもって茶の湯の世界に新風を巻き起こした武将 古田織部の精神を「オリベイズム」と称し、現代の生活全般に反映させていく岐阜県のプロジェクトに基づいて、1996年(平成8)に多治見市が打ち出した「オリベストリート構想」の中で、市之倉地区は、幸兵衛窯をはじめ点在する窯元を活かし、陶磁器が生産されるプロセスそのものと接することができる「陶磁器の里・きわめの町」として位置づけられました。
1997年、人間国宝 故加藤卓男氏を中心に「市之倉まちづくり実行委員会」が発足し、その流れの中から2001年(平成13)地域振興のために集結した有志8社1組合による「協同組合 陶の里いちのくら」を結成、産業観光の拠点となるべく2002年、協同出資による民間施設「市之倉さかづき美術館」が開館しました。