幸兵衛窯 作陶館

作陶館レポート

窯だし風景
貫入よく出た作品 ぐい呑み色々

七代 加藤幸兵衛 直接指導「楽茶碗をつくろう」 2回目

2018年5月26日(土)

2回連続講座の2回目、1回目(4月28日)に作った器を窯焚きをしました。
この講座のハイライトで、[焼き物]の原点の一端を体感できます。

窯は野外にあり、楽焼き用として造られたもので、耐火レンガをロの字型に組み上げた形です。
熱源は木炭で、2名分(抹茶碗2個、ぐい呑2個)を順番に窯いれしました。

器を窯に入れてから、一定の時間と一定の温度を保つ必要があり、皆で、炭のくべ方、炎の通りなどを確認し、温度の上り下がりに一喜一憂しながら、焼き上がりを待ちました。
出来た器は一つとして同じものがなく、生地の色がしっかり出ている物や貫入(釉薬の部分にできる細かいひび模様)が良く入っていたりと、さまざまな表情に仕上がりました。

釉薬をつける厚みによっても表情が変わりますが、炎のあたり方によっても変わります。
思いのほか良く出来たり、思い通りにならなかったりと、出来上がりを想定するのは難しいですが、自然の力が織り成す風合いに驚かされます。
一度参加し、楽焼きの面白さに魅了され、毎年参加される方が多いです。


窯は作陶館の横にあるので、ご興味ある方は見学が出来ます。
スタッフにお声がけいただければ、ご説明をさせていただきます。


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