幸兵衛窯 作陶館

作陶館レポート

七代 加藤幸兵衛 直接指導「楽茶碗をつくろう」 2回目

2017年6月18日(日)

1回目(5月27日)で作ったうつわに釉を掛けて、窯焼きをしました。

はじめに釉掛けをします。お好みで白か、黒の釉を選びます。
うつわの内側は、水分が浸透しないようにしっかり釉薬をぬりますが、
外側は、ムラをわざと付けたり、塗らない部分を作るなど、思い思いに釉を塗りました。

窯焼きは楽焼用の特別な窯を用意しました。
30×30×25cm(内径)と小さい物で、炭で火をおこし、燃えたぎる炎の中でうつわを焼きます。

窯に入れて、約20分後に釉薬が溶けてから、引き上げ急冷します。
この急冷方法は2種類あり、籾殻の中で燻す方法、水の中に入れる方法かを選択します。急冷方法によって、うつわの表情が大きくかわります。

目の前で炎を見て、熱を感じ、すべての工程を自ら仕上げる体験は、このワークショップならではの醍醐味です。
毎年参加されている方もいらっしゃいます。

また次回の楽焼きが楽しみです。

<豆知識>
~楽焼と一般的は陶器の焼き方の違いとは~
楽焼きは850℃くらいの低温で焼成し、急冷します。
一般的な陶器は1230℃くらいで焼成し、ゆっくり冷やします。


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